指輪作りで使われる「ロストワックス製法」について解説いたします。

ロストワックス製法とは

ロストワックス製法とは、ワックスとは呼ばれるロウの材料を削ったり溶かしたりして、指輪の原型を作り。その原型を元に鋳型を作り、鋳造し金属の指輪にする製造方法を意味します。また、鋳型を作る際の加熱で、ロウの原型が溶けて崩れてしまうことから、「ロストワックス」日本語で「失った蝋(ロウ)」という名前の由来が来ています。

ワックスで原型を作った後に鋳造で金属にすることから、「鋳造製法」と表現する場合もあります。

ロストワックスの工程

  1. チューブワックスを切る
  2. リーマーを使って、指輪のサイズを広げる
  3. 指輪のサイズを広げられたら、外側の余分な所を削る
  4. 最後に紙ヤスリなどで表面を整える
  5. 綺麗な甲丸のフォルムになったら原型の完成
  6. 原型が完成したら、鋳造を行なう

    ※鋳造の工程については、「鋳造製法」のページで細かくご紹介しています。
  7. 鋳造を終えて金属になったら、仕上げに研磨し完成